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どうにか一応目指していた形にはなった。……気がする。
今回は「続きを読む」機能を試してみようかな。
以下、そこそこ長文で昨日今日と読んだ本の感想書いてます。↓


昨日読み終えた、「崖の館」(佐々木丸美/東京創元社)が正直言ってあんまり面白くなかった。なにがダメだったんだろう、と自己分析を試みたところ、どうやらぶつ切りの文章がダメだったみたいだ。

振り返ってみればほとんどが「〜た。〜だった。〜だ。〜た。」で積み重ねられていく文章。しかも改行が少なく、こんな調子でずーっと続く。正直読んでて頭が痛くなった。登場人物の一人の「お前それ本当にわかって言ってるわけ?」という中二病(否、高二病かも)っぷりも鼻についたし。
嫌悪感を抱いた後に、「ひとのふりみてわがふりなおせ」の言葉を思い出す。
今書いている最中の自分の小説の文章を確認してみた。ああでも、己の文章の欠点に自分で的確に気付けたら批評家はいらんよなあ。せつないなあ。他人の「すごいよこれ!」という賞賛なしでも成立することが出来る、強固なちからを持つ「作品」の、なんと少ないことか。難しいやね。

切なくなりながら読み始めた「龍の館の秘密」(谷原秋桜子/東京創元社)は打って変わって読みやすいミステリ。龍のモチーフとかからくりめいたトリックとか、ふと島田荘司の「龍臥亭事件」を思い出したのは私だけじゃないはずだと思いたいけど、どうなんだろう。
設定のそこかしこにライノベ風味を感じるのも私だけだろうか。……いや、ライノベ大好きだけれど。
でも帯からしてライト・ミステリを唄っているから間違いじゃないのかな。
そもそもライト・ミステリの定義ってなんぞや!? 「本格ミステリ小説」の定義づけだけで数多くのミステリ・ファンが口角泡を飛ばして舌戦を繰り広げてたり広げてなかったりするのに、それに「ライト」がついたらもうわけわからんよ。
藤子不二雄氏の「SF=すこし・ふしぎ」定義みたいに、ライトミステリ=ちょっと・ミステリなのだろうか。その割に二人も人死んでるぞこの話。

それにしても「ミステリー」でなくて「ミステリ」って連呼すると、なんか可愛らしいな。頭いい女の子の名前みたいだ。(笑
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紅茶と猫と読書と創作活動に永遠の片思い中。
読書傾向はミステリ読みだけど基本は雑食です。なんでもかんでもばっちこい。
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